日本の誇り
新幹線とは、全国新幹線鉄道整備法では「その湯足る区間を列車が200km/時以上の高速度で走行できる幹線鉄道」と定義されています。初めて開業したのは、東海道新幹線の1964年。日本国有鉄道が、民営のJRグループになった今も新幹線建設計画は国土交通大臣(国)が有しています。新幹線は通常の在来線とは規格や構造に大きな差があります。まず、新幹線の路線は在来線とは別ルートで新規に建設した線路設備を用います。その軌間は標準軌1435?(これをフル規格という)ですが、狭軌1067?を用いることもあります。この狭軌は新幹線鉄道規格新線と屋ばれ、九州新幹線長崎ルート(2018年春頃の開業を目処に計画・準備中)の建設が進められています。日本の新幹線は世界一の安全性を誇っており、できるかぎりカーブを配した設計がされ、自動車事故を避けるために踏切は一切設けられていません。線路内への一般人の立ち入りができないように、高架やフェンスが設置されています。自動列車制御装置(ATC)を備えており、必要な場合には自動的にブレーキがかかる仕組みになっています。運転指令所の列車集中制御装置(CTC)で列車の運行管理を一括で行っており、現在では列車運行管理システム(PTC)も導入されています。この日本のシステムは非常に高度で、2011年7月23日に、中国の高速鉄道で起きたような衝突事故等はまず起こり得ないとされています。新幹線は開業以来、乗客の死亡事故、及びJR側に重大な過失のある死亡事故は発生していませんが、投身自殺による死亡事故は多数発生していますし、重大な事故に繋がりかねない事例は幾つか発生してます。また、日本で最も懸念されるのが地震の脅威ですが、多くの震災の経験をもとに、日々高性能な地震感知システムが開発されています。2011年の東北地方太平洋沖地震では、この地震感知システム「ユレダス」により、初期微動(P波)を感知し、本震(S波)の到達以前に運行中の新幹線は全て停止しています。ただし、新潟中越沖地震では数秒ほど間に合わなかったと言われています。これは新潟中越沖地震が直下型だったためで、初期微動(P波)と本震(S波)がほぼ同時に到達したことが原因です。現在でもあらゆる地震等の自然災害を想定して、新しいシステムが開発されています。